クリリンのブログ

クリリンの挑戦や活動を綴る

2021.08.22-23 こどもたちに贈る12章-①『医療』とは

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小児科医の真弓先生が書かれた本。

 

真弓先生は、

「薬や注射に安易に頼らない。診療を対処で終わらせない。医者は患者ゼロで廃業になる事を目指すべし。そして一番大事な事は〝人は自然の一部である〟」と生涯をかけて伝え続けておられます。

ブログでも真弓先生のことや先生からの学びを書かせていただいています。

2021.07.24㈯ 元気を支えてくれる相棒 - クリリンのブログ

2021.07.25㈰ 生命の力を考える - クリリンのブログ

2021.07.27㈫ 生命の力を考える-2 - クリリンのブログ

2021.07.28㈬ 生命の力を考える-3 - クリリンのブログ

 

その先生の本のはしがきより、先ずは問題提起となります。

 

著者の真弓貞夫先生が医者になられた1955年当時の年間医療費は2388億円

著書当時の2008年では34兆1360億円

当時、人工増1.5倍に対し医療費は143倍。

 

更に今回ググってみた2018年(平成30年)までのデータフラフがこちら。

 

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https://gemmed.ghc-j.com/?p=37584

これによると、医療費は更に約10兆円近く増えて、43兆3848億円。

この数字がなんと、国民所得に対して10%を超えているという驚愕の事実。

しかも10%を超えて既に10年も経過しているというのです。

 

そりゃあ財政破綻もするわなあ。

どんだけ医療費に金かけてるん???

 

 

医療の問題がいかに大きいかを感じられる内容でした。

 

 

本題の『医療』の章に移ります。

 

ポイントとなるワードがいっぱいありました。

 

医療が進歩していればまず第一に病気が減らなくてはおかしい。当然患者が減り医療費も減るはず。なのに、患者は増えるばかりという現実。

真弓先生はその原因として日本の医療がマッチポンプになっていると指摘されています。

 

医療の現状に対して消防署の事例が書かれていました。

消防署は火事になれば火を消すのが仕事、でもやっていることは日ごろから火事を出さないための防火にも力を入れている。

ところがこれに対し、医療現場はどうか?病気の治療には薬を主体に注力しているが、病気の予防には関心が薄いのです。

 

この背景に西洋医学のたどってきた歴史があると言います。

 

西洋医学には5つの流れがあったそうです。

1,ホメオパシー(同種療法)病気の原因となる物質を与えて免疫を強化する

2,ナチュロパシー(自然療法)ハーブや薬草を用いたり、アロマテラピーなど

3,サイコセラピー(心理療法)面接等で心理要因を探り改善していく

4,オステオパシー(骨格療法)骨格を正すことで治療

5,アロパシー(対症療法)主に薬を使うことで治療

 

これらのうち、18世紀の後半に、アロパシー以外がヨーロッパ各地で排斥され、アロパシーが西洋医学という医療体系が確立されたようです。

 

このアロパシーが鎖国が解けて日本に入ってき“病気は薬で治す”ということが当然のようになったとのことです。

 

 この薬、終戦を境として医師の薬の使い方に変化が生じていると言います。

終戦前の医師は、 患者一人一人の病状や体調に合わせて薬用天秤を使って医師自身が薬を調合して薬包紙に包んで渡していて、薬は心のこもった手作りのものだったのです。

 

 

続く。

 

 

時間切れ、また明日。(^_^;)

 

 

皆さん今日も元気に!!