クリリンのブログ

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12/16 雪の思い出

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昨日あたりから冬型が強まっていますね。

長野県(安曇野は池田町)で生まれ育ち、学生時代は4年間静岡県沼津市清水市)、その後は石川県(金沢市津幡町)に移り住み、36年経ちました。

 

金沢に越して来たのが確か昭和59年。その年の冬から、『俺はなんて凄いところに来てしまったんだ!』と驚愕させられたことがあります。

それが、“雪”でした。

 

長野県出身ですから当然雪くらいは知っています。

が、同じ雪でも全然違うモノでした。

 

石川に移った初年、当時まだ故郷が恋しくて、お盆と正月くらいは里帰りをしていました。帰省途中の県境辺りの雪や凍結が怖くて、車ではなく電車で里帰りをしたんですが、里から金沢に戻ってきて最寄駅から会社の寮まで歩いて帰る時、確か夜8時頃でした、北陸での本格的な初雪を体験することに。

駅を出て外に出ると、ほわっとしたでっかい雪の塊がふわふわふわふわと舞い落ちてくるんです。その大きさは2-3センチはあったでしょう。今まで見たこともない初めて目撃するサイズの雪の塊。ほんまに雪かいな???と思い、それを確認するために雪の塊を直ぐに解けないようにジャンバーの腕で受け止めてまじまじと観察。ちゃんと雪の結晶を観て、やっぱり雪だよなと仕方なく納得して帰路へ。

 

傘をさして歩いていたんですが、雪が傘に積もってくるときの音がまた衝撃的で、『バサ、バサッ』っと音がする。と同時に雪粒の重みまで感じるのです。湿雪です。みるみる傘は重くなって、何回も何回も傘に積もった雪を払いながら帰りました。

歩きながら、生まれ育った長野の雪との違いをいっぱい感じました。

 

『雪かき』という言葉がなんかしっくりこないでいた当時の私。

雪は“掻く”モノなのか???という疑問がずっとあったんです。なぜなら、子どものころ、玄関周りやスケートリンクで使う道具は主に竹ぼうきでした。感覚的には雪は掃くモノだったんです。軽い粉雪が生まれ故郷の雪でした。雪合戦をするにも雪玉は簡単には固まりません。ちょっと陽射しがあって、雪が少し溶け気味になって初めて雪合戦ができました。積もった雪の表面が融けた日の翌日、その融けた雪が凍結して固まります。そうすると、その上を歩けるんです。氷点下10度以下になることもしばしばでした。そのくらい冷えると雪の上が歩けるようになるんです。そうなると、別に道路を歩く必要もなく、最短ルートで田んぼの中を一直線に歩いたりもしました。たまにずぼっと足がとられ、雪の吹き溜まりみたいなところではまるで落とし穴にはまったような感覚で、そんなことももまた楽しかった思い出でした。

 

話を戻します。

帰宅の頃降り出した雪は、翌朝なんと一晩で50センチほども積もったんです。そして、その雪は更に降り積もり、なんと1m越え。(@ ̄□ ̄@;)!!

生まれ育った長野で18年。その18年で体験したMaxは20センチほど。それが石川に来た初年であっさりと5倍以上という衝撃。ああ、なんというところに来てしまったのか!!驚きの後は落胆と後悔でした。w

 

その後は雪との格闘。

使う道具は角スコップとスノーダンプ。竹ぼうきではありません。w

除雪しても除雪しても切りがない大量の雪。重たいしめっちゃ重労働です。そして翌日から筋肉痛。

北陸の人はすげーや。

家守のお母ちゃんたちは空き時間には除雪してます。はたらくなあ。

 

雪の頃、こんな雪の思い出をいつも思い出します。

 

雪の思い出、まだまだいっぱいありますが、今日はここまで。

皆さんは雪の思い出何かありますか?

 

おしまい。(^^)/